猫好きな老体気味SEの備忘録

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「煙草を吸うのを辞めました」と宣言して1年

こんにちは。半年ぶりの更新です。

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私は2020年1月19日に「煙草を吸うのを辞めた」と宣言して、

それ以降はどんどん煙草の臭いが嫌いになっていったので、禁煙自体は成功していると確信しています。

ただ、この煙草ってやつは本当にやっかいで、
長い喫煙習慣からなかなか解放してくれませんでした。

ちょっとソファーで休憩したときに、「ああこのタイミングでたばこ吸うよなぁ。辞めてるからどうしようかなぁ」とか。おそらくこういう隙ができるタイミングで残ってる煙草があると喫煙するんだろうなぁと思います。

 

今回とある禁煙コミュニティのメンバーさんから、自己暗示が成功しているので具体的に教えてほしいということでまとめることにしました。

少しでもお役に立てると嬉しいです。

 

■禁煙するきっかけ

2019年の12月中旬ごろだったと思います。

テレビでカリビアンクルーズの楽しみ方を見てました。

テレビ放送のアーカイブはないですが、ロイヤルカリビアンのやつです。
我が家は猫の多頭飼いのため、旅行には行きたいけど、金銭面や高齢猫を置いて1週間とか家を空けるのをあきらめていました。そんなわけで10年パスポートも期限切れ(泣)。

 

当時私も妻も喫煙者でしたから、猫の件がクリアになったとしても「どうせ喫煙所を探したり、往復したりするクルーズになるし、喫煙できない時間が長くなってお互いイライラするんだ。行きたいけど楽しめそうにない」なんて考えた瞬間です。「あ、煙草吸わなくてもいい人間になればいいだけじゃん!」と頭が切り替わったんです。(何か私の中に舞い降りたかのように。。。(#^.^#))

 

■心の変化

そもそも年間約15万円を煙草に使っているんだから、吸わなければ旅費も捻出できるとも考えられるようになりました。(55過ぎてやっとまともに考えられるようになったかぁ)

更に、「クルーズ船での旅行って喫煙場所への移動距離がすごいことにならないか?、それに時間を浪費して、滞在先でも喫煙所探したり、吸うために移動したりで旅を楽しめないじゃん」とも思いました。

 

ここまで思考に変化が起こると、

心臓病や肺がんリスクを高め、吸い終わった直後からニコチン不足が始まり次の一服を誘導する欠陥しかないものに依存している自分って、社会的に淘汰されていく種族なんじゃないの?って思えてくるのですよ。

 

■準備

私も禁煙には何度か失敗していますから、今回は同じようなやり方ではだめだと認識していました。

直近では4年前くらいかな。12月~禁煙外来に通い、チャンピックス服用でまじめに取り組んだんです。本来3カ月のカリキュラムなのですが、2カ月もたたないうちにもう吸うことはないと思っていたくらいでしたから成功したと確信したんですけどねぇ。

ただ10か月後の夜間作業でロッカーに置いたままにしてた煙草に手を付けてしまったんですね。そこからはもう止まらなかった。。。

 ネットで検索していたら、「禁煙セラピー」という本を読むだけで辞めた人がいました。とりあえず、Youtubeの本要約コンテンツや実際にそれで禁煙始めた人のコンテンツとかを見ました。こちらは検索すればいろいろ出てくるので視聴回数が多いものとか評価が高いものとかを見てください。

「要約」程度では辞めたいと思うわけもなく、まずは本を購入しました。

 この本は、吸いながら読んでくださいと書いてあり、読み終わるころには吸いたいと思わなくなると書いてあったのですが、そんなわけもなく「これは確実に個人差あるな」とおもいました。Youtube動画では結構効果ありそうな感じでしたけどね。

 

さすがに納得がいかないので、もう一冊購入しました。

禁煙セラピーでうまくいかない理由も解説されていたので、私にとってはとっても腑に落ちました。禁煙セラピーを先に読んでないといまいち響かなかったかもしれません。

 

禁煙セラピーで成功しているのは、自己暗示、潜在意識の書き換えだと解釈して、脳の改造を行うことにしました。

脳は変化を嫌うので、わからないようにやるのがコツなのですが、禁煙はそういうわけにもいかないので、禁煙セラピーで語られている内容をインプットしてとにかく煙草を嫌いになればいいはずだと考えました。

3つほどリンク貼り付けておきます。これは私が音声に変換してスマホで毎日通勤中や就寝前に聞いていたものです。辞めたい心が強かったのか、これを毎日聞いているうちに「煙草種族に分類されなくなるんだ」と気持ちよくなってきました。

タバコ依存の意外な正体!簡単な禁煙方法とは!「リセット禁煙のすすめ」解説

【衝撃】禁煙した瞬間から体に起きる驚くべき10の変化

4年間禁煙できなかった僕が1発で禁煙に成功した方法

 もう1本あったんですが、見つからなかったです。すみません。m(__)m

 

 ■煙草を嫌う、喫煙者を(心の中で)愚弄するの繰り返し

気持ちの整理がついたところで禁煙開始です。

この時タイトルにもあるように「煙草を吸うのを辞めたんだ」という宣言をしました。

「禁煙」って煙草を禁止するような我慢イメージだし、「卒煙」ってのはいい響きに聞こえるのが嫌だった。煙草辞めたら元の人間に戻るだけで、全く持って偉くない。

あくまで「吸わなかったころの自分」、「健康な自分」、「幸せな暮らしをする自分」に針路を変えたということでそういう宣言をしました。

そしてひたすら自己暗示です。

スマホの待ち受けに下記の内容を表示させるようにしました。

こちらはスマホアプリの「SWAN」にあるアドバイス文の一部を切り取ったものです。

喫煙者は、ニコチン中毒です。

煙草は、決して習慣ではありません。

 

喫煙者はニコチン中毒だから、仕方なく、タバコを吸っているのです。

 

幸いなことに、他の麻薬と違いニコチンンの禁断症状は非常に弱く、肉体的な苦痛もありません。しかし禁断症状の他にも、もうひとつタバコをやめることを難しくしていることがあります。

それは煙草に関する多くの思い込みです。

 そして、喫煙者を憎み、哀れみ、卑下して、自分自身の行動を高く評価することにしました。(愚弄するときは心の中でつぶやくのですが。。。)

そうしているうちに煙草の臭いが本当に嫌いになりました。

私は妻が喫煙者なので、日常的にタバコの臭いには遭遇しますが、最近だとむせますね。彼女も早く辞められるといいのですが、、、私もそうですが、人から言われて辞めるものではないですからね。淘汰される種族であると気づき、そこから解放されたいと心の底から思うところからですからね。

同じように身近で吸う人がいる人は、とにかく相手に協力してもらってください。

通常マナーが備わっている方なら、喫煙所以外でたばこを吸わないと思います。家でもそういうルールを作って守ってもらってください。(車の中とかも)

 

心理的な依存は上記の準備で対応できると思いますが、習慣依存、身体の依存がやっかいなのです。

 

習慣依存は、目覚めの一服、食後の一服、仕事の切れ目で一服などです。これがなくなった元喫煙者はその時間の過ごし方に困るんです。私もそうでした。

煙草はもっていないのですが、他に何やるか決まってないから困るです。

 

身体の依存は、ニコチン依存症ってやつですね。

ニコチンは体に入った瞬間から徐々に低下して、約30分で体からなくなります。(これってすごいですよね。吸うのをやめて30分で体内のニコチンはなくなるですから)

その後1口吸うだけでニコチンが充填し、不足感から解放されます。これが吸ったら落ち着くというメカニズムです。実際にはニコチン不足が発生して集中できなくなっているのに、煙草を吸うと落ち着くという幻想が喫煙者の中では現実として理解されてしまうのです。(このメカニズムを知った後で言っている人がいたら馬鹿としか思えませんね)

 

この辺を体系的に説明してくれているのが、先ほども紹介した「頑張らずにスッパリやめられる禁煙」です。

半年くらいまでは、ちょっとくじけそうになったり揺らいだりしたときに何度か読んでましたね。だいぶ長文になってしまったので、再度リンク張っておきます。

 

■最後に

禁煙活動の経験的には少ないのですが、

私はチャンピックスでの禁煙外来よりも、上記の自己暗示方式での自力禁煙がうまくいきました。

心を動かせたのは「旅を楽しみたい」ということにつきますね。

再度書いておきますが、

心臓病や肺がんリスクを高め、吸い終わった直後からニコチン不足が始まり次の一服を誘導する欠陥しかないものに年間約15万円使って幸せですか?

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ここから解放される人が1人でも多くなることを祈っています。

今回の記事が、何か1つでもお役に立てればうれしいです。